【ご質問】
奥二重の重たいまぶたを二重まぶたにしたくて、メザイクを使い始めた高校生です。
メザイクはよく「うまく使うのが難しいよ」「慣れるまで時間がかかるよ」って聞きますが、私もうまく使えません。
私の場合、二重を作ったはずなのに、つけるはずじゃなかったところに変なラインが入って三重になってしまいました。
そこで、つけまつ毛を最初にして、二重のラインを作ってからメザイクをつけてみたのですが、なんかすぐに崩れて奥二重に逆戻りしてしまいます…。
最初はうまくいったのですが…そのあとうまくいったことがありません。
せっかくメザイクをつけて塾に行っても、1時間くらいで崩れてしまいました。
私の分厚いまぶたを持ち上げるには、メザイクではダメなのでしょうか?それとも買ったものが不良品だったんでしょうか?
私のまぶたが薄くなればメザイクがうまく行くようになるんでしょうか…?メザイクがうまく使えない…これ不良品!?
【回答】
イマドキの中高生の皆さんは、オシャレさんですよね。美に対する意識が高いというか。
お化粧も上手だったりします。みんなすごく研究してるんですよね。ご質問者様もそのうちのお一人。
でも、まさか学校や塾にしっかりアイラインにアイシャドウで行くわけにもいかないと思いますし、そうすると目を大きく見せるためにはアイプチやメザイクを駆使して頑張っているんですよね。
不良品?と首をかしげていらっしゃいますが、まずはちゃんとした商品を買ったと仮定してお話します。
ご質問の「メザイク」という商品は、糊のついた糸状のファイバーを二重のラインに貼って、その力でまぶたにしわを作って二重にするものです。
「アイプチ」は二重ラインあたりに糊状のものを塗って、スティックで持ち上げてしわを作り、二重を作る商品です。簡単なのですが、二重ラインに「糊テカってますよ~」的な、アイプチばれが起きるんですよね(汗)。
その点、細いファイバーで二重を作るメザイクは、きれいに仕上がります。
「メザイク」のほうがコツがいるかもしれませんが、基本に沿って使えばちゃんと上がりますよ☆
公式サイトにもありますが、基本をまずはおさらいします。
〈使い方〉
1.お肌の汚れや脂をきれいにして、サラサラの清潔な状態にします。
2.付属のスティックで二重のラインを決めます。
3.メザイクの両端を持って、8cmほど伸ばします。ピンと張ってください。
4.先ほど決めたラインの上にメザイクを置いて、3秒ほど押し付けて食い込ませます。
5.まぶたのラインから出たところをカットして出来上がり!
…な、はずで、多分質問者様もそのように使っているかと思うのですが…
では、失敗してしまう原因として考えられるのはなんでしょう。
使い方から考えて、だいたい次のようなことだと思います。
〈失敗しそうなこと〉
1)お化粧を先にやってしまっている!
ご質問者様は先につけまつ毛をつけているとのこと。つけまつ毛をつけるということは、そこまでファンデーションとかアイシャドウとかお化粧は済んでしまっているのではないでしょうか?
それだけではなく、つけまつ毛の糊がちょっとまぶたについてしまっていたりはしないでしょうか?
基礎化粧にも当然お肌を保護したり化粧のノリを良くしたりする油が配合されています。
基礎化粧をした後でも、メザイクが関係しそうなまぶたの周りをサラサラキレイな状態にしてみてください。
2)お肌の脂で浮いてしまっている!
若い人は皮脂の分泌も活発で、そのせいでつやつやお肌が保たれています。必要以上に脂っぽいとテカりの原因になったり、ニキビなどの原因になったりしますので困りますが、基本的に脂は敵ではありません。
でも、メザイクをするときには邪魔になってしまいます。
まぶたの周りのお顔の脂を拭いたりとか、忙しいとしていないかもしれません。1)と同じく、まぶたの周りの脂や汚れをきれいにしてから使ってみてください。
3)奥二重ならではのラインがある!
奥二重の人は、もともとまぶたに二重ラインを持っています。
だから、メザイクで二重を作る奥二重の人は、自分のラインを無視してもっと幅広のラインを作ってやることで、二重を実現することになります。
でも、あんまり欲張って幅を広く取ってしまうと、メザイクよりも元からある二重のラインのほうが勝ってしまって、元の奥二重に戻ってしまうことが考えられます。メザイクの力では、ナチュラルラインとは真っ向勝負では闘えないわけです。
それでは、元のラインの力を借りてみましょう。
幅を欲張らないで、元のしわのちょっと上くらいで黒目よりもちょっと外側にスティックを当てて、二重が作れるところにメザイクを使ってみてください。
三重化するのも、このラインがメザイクで押し出されて目立つようになってしまっているからかもしれません。
4)使いやすくする商品ラインナップも見てみる!
「メザイク」という商品に限れば、工夫をするための商品がラインナップされています。
例えば、まぶたが厚い人用には「ビッグファイバー38」、メザイクを密着させてはがれにくいようにするためには「フィッター」。
他にも、メザイクをカットするための「クリップカッター」などがあります。
メザイクだけで使っているよりは多少出費がありますが、お助けグッズを利用してみるのもアリです。
5)メザイクがなじむまでは目を触らない!
お化粧の流れの中でメザイクを使うことが多いかと思いますが、しっかり定着する前に触ってしまうと、密着度が下がってしまいます。
ちゃんと張り付いて二重ががっちりできたことが確認できるまで、そこは触らないようにしてみてください。
また、なじんだ後もなるべくいじらないように、目を気にしすぎないようにすることも…難しいかもしれませんがやってみてください。
ところで注意点なのですが、メザイクをしたうえでつけまつ毛をつけると、まぶたにはとっても重量がかかります。
一説によると、つけまつ毛を1年間つけ続けた合計の力は、95kgのお相撲さん一人を1cm持ち上げるほどの力だとか!
そのうえメザイクもつけていると、お相撲さんをもうちょっと持ち上げなくてはならない計算になりますよね。
若いうちはお肌もピンと張っていて元気なのでまぶたも元気ですが、そもそもまぶたの皮膚はうすーくできています。
ずっと続けていると、まぶたがたるんでしまう危険があります!
最悪、たるんだまぶたのせいで前が見えづらくなる、眼瞼下垂という病気になってしまうことも!
メザイクやつけまつ毛は必要以上につけ続けるのではなく、たまにまぶたを休ませてあげてください。
まぶたが元気になり、また念願の「まぶたが薄くなる」を目指せる方法を二つ書いてみます。是非やってみてください。
〈まぶたを元気にする方法〉
1)蒸しタオルと冷やしたタオルを交互にあてて、まぶたを引き締める!
これだけでもスッキリ。泣いた後の腫れたまぶたなんかにも、これをやってみてください。だいぶ良くなると思います。
2)リンパマッサージをする!
まぶたは薄い皮膚なので力は入れないで行います。
目の下の方の目尻を押す→下まぶたの骨を触りながら指を滑らせ、目頭へ→上まぶたの骨を触りながら指を滑らせ、目尻の頬骨で一度ストップ。
それから、耳下腺と呼ばれる耳のすぐ下のところを通って、フェイスラインをなぞり、首筋→鎖骨へ、たまった水を押し流すようなイメージで(ここは目の周りよりも力を入れてOKです。気持ちいい程度に)さすっていきます。
指が引っ掛かるとお肌を引っ張ってしまい、お肌に悪いので、できればマッサージクリームや乳液などを使ってやってみてください。
お顔周りもスッキリして、小顔にもなれるかも!?
最後に、奥二重がどうしても気に入らない、今後もやっぱりきれいな二重でいたい!ということならば、まぶたの負担を考えると、メザイクを続けるよりも二重形成手術をしてしまうのもアリだと思います。
よっぽど分厚いまぶたでなければ、日帰りでできる手術があります。まぶたを2~3か所糸で留めて、ラインを作る手術です。
ただ、学生さんは、自分で手術代が稼げるようになって、かつご家族にOKをもらってから手術をするのが良いと思います。
もし手術を検討するときは、二重を固定させてしまうことで顔そのものが変わってしまうので、顔に責任をもって手術を受けられる状態になってから考えてくださいね!