まつ毛育毛剤とは?
ご自身のまつ毛が長く、太く、濃くなる塗り薬です。もともとは緑内障の目薬でしたが、この薬を使った患者さんのまつ毛が長く、太く、濃くなったので、FDA(アメリカの厚生労働省)がまつ毛の育毛剤として認可しました。
当院では同じ成分の緑内障治療薬をまつ毛育毛剤として使用します。ラベルに「緑内障・高眼圧症治療剤」とありますが心配はありません。ただし、美容目的なので自費診療となります。保険は使えませんのでご了承下さい。
4ヶ月で最大の効果が現れます。
FDA(アメリカの厚生労働省)に報告された臨床試験結果は以下のとおりです。
長さがもとの125%
本数がもとの206%(なんと2倍以上!)
太さがもとの118%
3ヶ月で最大の効果に近づきます。
2ヶ月で78%の方が効果を実感します。
FDA(アメリカの厚生労働省)に報告された臨床試験では、4ヶ月で参加者の78%に著しい増毛効果がありました。長くなり、太くなり、本数が増えました。
比較対象者は有効成分の入っていない液を使用しました。
ご使用方法
毎晩まつ毛育毛剤を使用する前に下記を行って下さい。
コンタクトをお使いの方は外して下さい。
メイクを落として下さい。
化粧水などのスキンケアを済ませて下さい。
バイオブラシ(別売り)にまつ毛育毛剤をしみ込ませます。
新品のバイオブラシは清潔です。
バイオブラシを容器の先端に触れながらしみ込ませます。
ブラシ全体に薬液がしみ込んだ状態が適量です。
※アイライン用の筆の再利用は不潔です。
アイライン用の筆を使う場合は、容器の先端から1mm離してしみ込ませて下さい。
1回しみ込ませたら2度付けは禁止です。2度付けすると容器の中にばい菌が入ります。
①から⑤の順番で5つの場所を塗っていきましょう。
薬液を点々と置いていくようにします。
最後は、アイラインの塗り方と同じです。
鼻側から耳側に向かって薬液を塗り広げて下さい。
目の周りに余分な薬液がついたらコットンやティッシュでふき取って下さい。
バイオブラシは衛生面の理由から左右それぞれに1本ずつ使用して下さい。
使い捨てですので、再利用は禁止です。
コンタクトレンズを使用する場合は、塗布後15分以上おいてから装着して下さい。
まつ毛育毛のコツ
毎晩の習慣にして下さい。例えば、お風呂とクレンジングの後や歯磨きの後など。
まつ毛育毛剤を毎晩のスキンケア用品や歯ブラシの場所に置くと忘れにくいでしょう。
まつ毛育毛剤は効果が現れるのに時間がかかります。1日1回夜に使用し、 使いすぎに注意して下さい。
使いすぎると、まぶたが赤くなったり、 かゆくなったりします。
クレンジングオイルがまぶたに残っていたら、石鹸で洗顔して油分を取り除いて下さい。
使い捨てで清潔なバイオブラシを使用しましょう。
うっかり忘れてしまっても、次の日の夜は規定量を使用して下さい。
容器の先端やバイオブラシが指先などの不潔な部分に触れないようにして下さい。
身のまわりにいる細菌によって感染症になることがあります。
カレンダーに使い始めた日を書きましょう。
そして使用前、1、2、3、4ヶ月後に写真を撮って、あなたのビフォーアフターを記録しましょう。
育毛剤専用ブラシは日本人にあったものを
もともとがアメリカで広がったまつ毛育毛剤のため、
付属のブラシなどもアメリカ人向けの大きなものがほとんどです。
ですので、できるだけ日本人のまつ毛にあった小ぶりのブラシを使用することをおすすめ致します。
当院では院長自らいくつものブラシを探し、その中から日本人にあったサイズ、硬さのブラシを選んでご提供しています。
医療用のブラシで、育毛剤を無駄なく塗るのに適したものとして好評です。
綿棒では育毛剤を効果的に塗ることができません。
必要以上に綿棒が育毛剤を吸ってしまい、うまく塗ることができないため、あまりおすすめできません。
アイライン用の筆を利用すると、皮膚や汗、化粧品の成分が育毛剤に混じってしまい、思わぬ事故の危険があります。
アイライン用の筆を利用することはできるだけ避けましょう。